2020年9月6日(日)の天気【台風10号・九州に最接近】

まず天気図です。台風10号が九州の南を北上し、21時には鹿児島県にかなり接近しています。中心気圧は9時:925hPa→21時:945hPaに。少し勢力を落としていますが、台風周辺の西日本は等圧線の間隔が非常に狭くなっています。日本の東では高気圧があり北日本を中心に緩やかに覆っています。日本海に前線が解析されていますが、前線南側の日本海側には暖気が入って高温になりそうな感じ。

気象衛星画像です。台風10号の雲域が目を引くわけなんですが、水蒸気画像を見ると、台風西側には暗域がみられます。これはすなわち乾燥空気が台風に流入していることを意味します。乾燥空気が台風に入ってくると、台風は勢力を落としやすくなります。今回の台風に関して、気象庁はかなり早い段階で会見を開き、土曜日の段階で鹿児島県に台風に関する特別警報発表の可能性にまで言及していましたが、結果として特別警報は発表されませんでした。というのもこの乾燥空気の流入がうまく予想できていなかったというのがあります。もともとは乾燥空気があまり流入せず台風の勢力を維持して北上する見通しでした。台風10号はかなり強い台風だったのは間違いありませんが、最悪の事態は避けられた感があります。

台風第 10 号における予報の検証・速報https://www.jma.go.jp/jma/press/2009/16a/20200916_kensyou.pdf

この日は台風10号の影響で西日本で暴風が吹きました。観測の歴史の浅い最大瞬間風速では多くの地点で通年1位の記録を更新しています。日最大瞬間風速10傑が観測された時刻を見ると、南大東島が明け方、そのほかは午後になってから。

風速ランキング(9月6日)
通年1位更新状況(9月6日)

雨雲レーダーの様子です。台風本体の雨雲がかかるのに先行して、九州南部や四国を中心に強いエコーがかかってきて、かかり続けているのが分かります。

この日は太平洋側では非常に激しい雨の降ったところもあり、鹿児島地方気象台からは記録的短時間大雨情報も出されました。特に宮崎県内では4地点で日降水量が400mm以上になりました。

日降水量ランキング(9月6日)

また、台風がもらたす強烈暖気というお決まりのパターンで新潟県を中心に35度以上の猛暑日になりました。

最高気温ランキング(9月6日)

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