2020年8月6日(木)の天気【北海道大雨・日本海側気温上昇】

まずは天気図から。①台風4号は午前9時までに温帯低気圧に変わり、前線にとりまれています。②この低気圧が発達しながら(中心気圧を下げながら)日本海を北東に進んでいます。低気圧周辺は等圧線の間隔が狭めです。③前線が北海道に(21時には温暖前線として解析されていますが)停滞しています。北海道にも強い暖湿気が流れ込んでいそうな気配。④西・東日本を中心に高気圧に覆われています。暖かい空気が南風で日本海側に運ばれてフェーンも効きそうな気圧配置です。

気象衛星画像をみると、前線上の低気圧周辺にまとまった雲域がかかっているのが分かります。低気圧の後面には雲が少なく大陸方面から乾燥した空気が入り込んできているのが分かります。日本付近は太平洋側を中心に晴れています。

上空約5500m付近(500hPa面)の高層天気図をみます。①朝鮮半島付近5820mにはトラフがあり北東進。この上空のトラフ(気圧の谷)と対応が良くなり地上の低気圧が発達したわけですね。②正渦度極大域が北海道方面に流れ込んでいます。北海道では停滞する前線の活動が活発になりそう。

さらに大気下層(上空約1500m付近、850hPa面)の暖湿気の流れ込みを確認します。台風から変わった温帯低気圧が345K以上の暖湿気を日本海に引っ張り上げているような形です。低気圧周辺の日本海上では風速50kt以上のエリアもあり、翌7日の強風・暴風が心配なところ。低気圧の北上に伴い、風の収束帯(=温暖前線)は北海道を北上し336K以上が流入する予想。

FXJP854(初期時刻5日21時)

まず、この日は、北海道や東北北部で雨が降りました。特に活発な雨雲は北海道の西の海上を中心にかかりましたが、前線の北上に伴い北海道で雨量が多くなりました。

雨のデータを見ると、1時間降水量は北海道の紋別で34.5mm(3:45)、上川地方美深町小車(おぐるま)では38.5mm(1:10、8月極値更新)の激しい雨を観測しています。極値の更新状況に鑑みると、1時間に30~50mmの激しい雨クラスでも北海道ではまれな大雨と言えそうです。紋別では24時間降水量97.5mm(4:00)も観測しています。

また、気温は特にフェーン現象が効く南風が吹き下ろした日本海側の地域で高くなりました(紫色の猛暑日地点も西・東日本の日本海側が中心になっているのが分かります)。この日の全国1位は富山市の37.5度でした。

最高気温ランキング(8月6日)

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