まずは天気図です。西・東日本は九州の西に中心をもつ高気圧に覆われています。9時には東北地方に停滞前線が解析されていますが、21時時点では日本付近で途切れています。
気象衛星をみると、高気圧の下降気流が強いために、西・東日本にはほとんど雲のない領域が広がっています。他方、北陸や関東には前線帯に対応するS字を横に寝かせたような雲域がかかっています。
赤外画像 可視画像 水蒸気画像
この日は西日本から東日本にかけて猛暑日地点が多くなっていて、特に高気圧周辺の北寄りの風が吹き下ろす形になった太平洋側の地域で異常高温に。静岡県浜松市では41.1度まで上がり、日本国内の最高気温の1位の記録(これまでの1位は2018年7月23日、埼玉県熊谷41.1度)に並びました。この日の最高気温ランキングを見ると、10位以内は39度台。最低気温でも高い順の通年1位を更新している地点があります。


また、前線帯や気圧の谷の影響で北日本や北陸、関東では雨。北海道のえりも岬では1時間降水量44ミリで通年の極値を更新しています。

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