2020年7月26日(日)の天気【梅雨末期大雨・静岡雨量多く】

地上付近の天気図から。

引き続き、梅雨前線は変な形をしています。主に①寒冷渦、②太平洋高気圧、③オホーツク会高気圧の影響を受けているんだろうという印象。梅雨前線は西日本で北上傾向で21時には日本海に押し上げられています。南西風で暖湿気がたくさん流れ込んできそう。東北にも凸な感じで大雨警戒か。水蒸気・気象衛星画像でも、偏西風の蛇行が明瞭に見てとれます。

続いて上空約5500m付近(500hPa面)の天気図を見ます。

①寒冷渦が不明瞭になりながら日本海を北東進、日本付近は南西流場。正渦度極大域が日本付近を次々に通過。②寒冷渦の北側、中国東北区ではリッジ場が明瞭。③太平洋高気圧の勢力目安の5880m等高度線は前日からあまり位置を変えず、西日本で南に下り、日本の東で横ばい。

続いて大気下層(上空約1500m付近、850hPa面)での暖湿気の流れ込みの予想を見ます。

FXJP854(初期時刻25日21時)

梅雨前線の南側、特に西日本に345K以上の暖湿気が①大陸方面からと、②高気圧縁辺流により合流して流入する予想(9時時点では関東付近にも345K以上が流入する予想)。風は沖縄奄美から東北にかけて南西風が卓越。

この日は梅雨末期の大雨で、前線近傍や湿った風が吹き付けた西・東日本の太平洋側で大雨になったところがありました。

全国雨雲レーダーをみると、特に強いエコーが九州や四国、近畿、東海にかかりました。夜には強いエコーが日本海側にも広がるように(500hPa面での正渦度極大域の接近と対応が良いのかと)。

雨の観測データです。

1時間降水量・日最大値をみると、九州や東海(特に静岡県)50mm/h以上、非常に激しい雨を観測しています。静岡県富士市では日降水量が307.0mmに達し、通年の極値を更新しています。その他の地点でも、7月の極値を更新したところが多くなりました。

7月極値更新状況(7月26日)

また、湿舌(850hPaの相当温位345K以上域の端)によって夜に降水が活発化した九州北部ですが、福岡県小呂島(おろのしま)では3時間降水量172.0mm(23:00)を観測しています。午後11時台には「50年に1度の大雨」という情報も出されました。ちなみに、芦辺(あしべ)、石田(いしだ)は長崎県の地点です。

3時間降水量・日最大値(気象庁HPより)

気温、西・東日本では平年を下回ったところが多くなりましたが、やはり沖縄が暑い。波照間では35.2度(14:27)を観測し2日ぶりの猛暑日に。2019年まで7月の猛暑日の経験がなかった波照間ですが、これで今年4回目です。

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