2020年7月21日(火)の天気【寒冷前線南下・岐阜県にキロク雨】

まずは天気図を見てみます。

①日本海北部に低気圧があり北東進。温暖前線が北日本にかかる。寒冷前線が西日本から北日本を南下中。低気圧自体は夜には発達のピークを過ぎて閉塞家庭に入っています。②日本の南には高気圧があり、中心を沖縄方面に移しています。

続いて大気中層、上空約5500m(500hPa面)付近の天気図。

①太平洋高気圧の勢力目安の5880mの等高度線が日本海にまで北上してきています。②日本海の5820m付近にはトラフがあり東進中。③正渦度極大域が日本海から朝鮮半島、黄海付近に広がっていました(9時)。正渦度移流域が日本海側の地域に流れ込む(21時)。

水蒸気画像を見ると、トラフに対応する暗域が明瞭。

続いて大気下層、上空約1500m(850hPa面)の暖湿気の流れ込みの予想。

上空約1500M付近(850hPa面)の暖湿気流入予想(初期時刻20日21時)

寒冷前線の南側、345K以上の非常に暖かく湿った空気が対馬海峡を抜けて北海道の西まで流れ込む予想。等相当温位線の集中帯が南に下がるのが遅いので前線近傍の活発な雨雲が抜けるのに時間がかかりそう。

この日は特に寒冷前線付近で活発な雨雲が発達し、広い範囲で本降りの雨。全国のレーダーの様子を振り返る。

低気圧に近い北海道では広く雨。本州付近には特に午後から東西に横たわるように前線が降りてきて停滞、西・東日本に活発な雨雲が流れ込みました。

特に東海や甲信で雨雲が発達・停滞し、岐阜県・山梨県では記録的短時間大雨情報が出されました。岐阜県瑞浪(みずなみ)市日吉では実測で101ミリの降水が観測されています。これはアメダスの観測ではなく、おそらく県の観測か何かかと思いますが、よくわかりませんでした。すみません。

記録的短時間大雨情報(気象庁HP)
記録的短時間大雨情報(気象庁HP)

雨量の記録を見ます。1時間雨量では四国や近畿東海甲信東北で非常に激しい雨を観測。山形県新庄では64.5mm(22:23)を観測し7月の極値を更新しています。また福島県の猪苗代では3時間降水量100mm(24:00)を観測し、通年の極値を更新しています。

7月の極値更新状況(7月21日)

また日中日差しが届いた西日本を中心に厳しい暑さ。猛暑日地点は今年初めて20を超えて26地点に。宮崎県宮崎市では36.6度(14:27)まで上がりました。今年の暫定全国トップに。また最低気温が25度を下回らなかったところも多くなりました。金沢市で25.2度(24:00)、福井市で25.1度(24:00)。ただ周りの地点は25度を下回っているので、もしかしたらヒートアイランド現象で気温が他所よりも下がりにくくなっているのかもしれません。

最高気温ランキング(7月21日)

また、中国、近畿、東海、関東甲信の梅雨明けの平年は7月21日ごろですが、この日の梅雨明けは無し。九州南部(平年14日ごろ)、九州北部(平年19日ごろ)、四国(平年18日ごろ)も含めて梅雨明けが遅れています。

令和2年の梅雨入り・梅雨明け速報値(気象庁)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です