2020年7月13日(月)の天気【令和2年7月豪雨・西日本日本海側雨量多く】

7月3日から、各地で記録的な大雨になっていることを受けて、気象庁は一連の豪雨に「令和2年7月豪雨」という名称をつけました。7月13日は令和2年7月豪雨の11日目にあたります。天気図を見ていきます。

9時。公開には低気圧があり閉塞家庭に入っています。温暖前線が西日本にのびています。21時には閉塞点上に低気圧が解析されていて山陰沖を東に進んでいます。温暖前線が西日本から東日本にのびています。寒冷前線が西日本に南下してきています。フィリピン付近には動きの遅い熱帯低気圧があります。

上空約5500m(500hPa面)の天気図を。

①渤海(ボッ海)の5760m付近には寒冷渦があります。②寒冷渦の北側のシベリア付近はリッジ場になっていて逆位相、日本谷。気圧配置の変化(前線や低気圧の動き)がゆっくりになる場。③太平洋高気圧の勢力目安の5880m線は西に張り出していて、日本付近では北緯32度ぐらい。

続いて下層の湿り具合の予想を上空1500m付近(850hPa面)の天気図をチェック。

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温暖前線に向かって345K以上の暖湿気(湿舌)が突っ込んでくる予想。九州北部から中国地方で雨量が多くなりそうな気配がプンプンする天気図。また熱帯低気圧周辺の345K以上の暖湿気が太平洋高気圧縁辺の流れに引き上げれられるようにして沖縄に流入する予想。

この日は西・東日本の広い範囲で雨が降り、特に九州北部や中国地方の日本海側で雨量が多くなりました。雨雲レーダーを振り返ります。

温暖前線の北上に伴い、降水域が西日本から東日本、夜遅くには東北南部にまで広がりました。午後には温暖前線に向かって強い暖湿気が突っ込んだ西日本の日本海側で特に強いエコーがかかりました。

中国地方のレーダーの様子を詳しく見ていきます。

12時ごろから活発な雨雲が日本海上に見られます。この雨雲が寒冷前線の南下に伴って激しさを増し、夜遅くには山陰地方に広く流れ込んできています。前線南側の暖湿気が渋滞していたのが押さえつけられてきた印象を受けます。

雨量の記録を見ていきます。

1時間降水量。長崎県対馬市美津島(みつしま)では明け方に45.0mm/hを観測。九州北部地方の福岡県・山口県では夜遅くに激しい雨を観測しています。日降水量では島根県・広島県・山口県の地点を中心に100mmを超えました。下関地方気象台からは18:55に「山口県萩市見島で50年に一度の大雨になっている」との気象情報も出されました。また湿った空気の通り道にあたった長崎県対馬市鰐浦(わにうら)では日降水量169.5mmを観測し7月の極値を更新しています。

降水量・7月の極値更新状況(7月13日)
山口県の観測地点(気象庁HP)

また、ほぼ一日中雨になった中国・四国・近畿地方の地点を中心に気温の低い方の7月極値を更新しています。これまでの極値は7月上旬の記録だったんですが、7月中旬の極値更新となっています。

気温・7月の極値更新状況(7月13日)

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ABOUT US

加藤 直樹気象予報士・防災士
気象予報士・防災士・国内旅行業務取扱管理者。京都大学農学部森林科学科卒。大学在学中に気象予報士試験に合格。気象解説業務に就く社会人2年目。