まずは天気図です。
午前9時 午後9時
梅雨前線が西・東日本の太平洋側を通り、日本の東に伸びています。また動きの遅い低気圧が北海道付近にありました。上空500hPa面の高層天気図をみると、5760m付近のトラフが日本海に、また日本海北部には寒冷渦がありました。


トラフの東進に伴い前線上の低気圧は発達傾向で、中心気圧は午前9時に1000hPa、午後9時には996hPaになりました。前線の南側、特に伊豆諸島付近には暖湿気が勢いよく突っ込み、雨雲が発生しやすくなりました。また、上空に寒冷渦を伴う北海道付近の低気圧の南東象限にも暖湿気(予想で324K以上)が流入して、北日本でも雨脚の強まったところがありました。


特に雨量で注目したいのは、東京都の伊豆諸島南部、三宅島で1時間降水量63.5mm(12:12)、三宅坪田で日降水量134.5mmを観測し、それぞれ6月の極値を更新しています。


また、西・東日本の太平洋側沿岸の地域では風も強まりました。

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